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2012年7月 1日 (日)

ライター人生の、集大成

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『被災地あさひ』

これが、私のライターとしての人生の、集大成です。

昨年10月から取りかかり、校正が終了したのが4月末。6月中旬に製本が完成したそうです。

誌面構成、編集、取材、時には写真も。

自分が思い描き、こだわり続け、時には独りよがりにもなりながら、多くの人から協力をいただき、ようやく完成した1冊。

この本をつくるうえで、一番大切にしたのは、「体験者の思い」でした。

地震・津波・液状化…。とても怖い思いをされた方々が感じたことを、そのまま誌面にしたかった。

自然が起こした大災害は、数値や研究結果だけでは計り知れないほどの恐怖を、人々に与えます。これを表現するには、体験者から直接話を聞き、できる限り忠実に誌面にすることでした。

写真も、ほとんどが体験者(市民)から提供されたもの。人が撮ったので、人の目でみた光景が、そのまま止まり、誌面に写真として表現されています。

「これはグラフ誌ではないんです。体験者の目で見たことを記録するんです」

これが私のこだわりでした。制作会社のチーフに何度も言い、怪訝にされながらも、それでもこだわったもの。

それは、たぶん、きっと、間違いではなかった、と
完成した本を見ると強く思います。

私のこだわりのために、多くの人が協力してくれました。「こういう体験した人に会いたい」「あの人に会いたい」というお願いばかりしていましたが、それでもコーディネートしてくださった市役所の担当の方に、本当に感謝しています。

そして、辛い体験にも関わらず、私のぶしつけな質問にも快く答えてくださった、取材先のみなさま。お話をきいた全員分の記事を載せることができず、また、せっかく話してくださったことを抜粋するかたちで掲載したこと、申し訳なく思っています。
そして、とても、とても感謝しています。

私は、本が書きたい、というのが夢でした。
これまでは、何人かの共著で書いたことはありましたが、1冊分ほぼ全てを書いたのは、この『被災地あさひ』が初めて。そして、きっと、最後の1冊になるでしょう。

この本に私の名前は載りませんでしたが、ここに書かれた文字ひとつ1つすべてに私の想いが詰まっています。

この本、非売品です。
でも、千葉県内の図書館なら、きっと置いているハズ(たぶん)。
どこかで見かけたら、ぜひ、手にとってください。

そして、パラパラとめくってみてください。

きっと心が揺さぶられると思います。

こういう現実が、2011年3月11に起こったことを、ぜひ、知っておいてください。

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